[비즈한국] GSリテール007070が来る7月に統合プラットフォームを披露する。GSホームショッピング028150との合併を控え、両社のブランドがすべて参加した形で、現在はモバイルアプリのみ試験運用中だ。新世界(シンセゲ)004170の「SSGドットコム」、ロッテの「ロッテON」など、流通大手の中では後発組に属する。統合によるシナジー効果への期待もあるが、すでに飽和状態のEC市場で逆転劇を起こすには限界があるとの指摘も出ている。

GSリテールの統合アプリ名は「マーケットフォー(MarketFor)」だ。去る3月30日にスタートし、まだウェブサイトはなく、モバイルアプリのみ試験運用中である。GSリテールの強みである食品や、洗濯・掃除といったコンビニ特有の生活密着型サービスが核心だ。オープンマーケットは導入せず、農水産物など特定の分野で専門性を持つ外部オンラインモールをテナントとして入店させる方式を検討している。オンラインモールなどで使用できる専用の簡易決済サービスも開発中だとされている。
「マーケットフォー」戦略を探る…GS色を消し専門モールが入店
マーケットフォーには、GSリテールのオンラインモール「GSフレッシュモール」やミールキットブランド「シンプリークック」、有機農専門オンラインモール「ダリサルダ」、H&Bストア「ラルラブラ」などが揃った。GSホームショッピングのモバイルアプリ「GSショップ」に加え、東遠F&Bの惣菜配送業者「ザ・バンチャン」や水産物専門EC「ヤムテーブル」など、外部の専門モールも入店した。
アプリのホーム画面には「FOOD」が配置された。タブを切り替えると日用品、ファッション、家具などにアクセスできる「LIFE」、もう一度切り替えると化粧品類である「BEAUTY」が表示される。シンプルだが、GSリテールとGSホームショッピングが販売するほとんどの品目を網羅するカテゴリー構成だ。
目を引くのは「GS」ブランドの色が排除されているという点だ。名称やロゴなどを通じて自社ブランドを強調したSSGドットコムやロッテONとは対照的な動きだ。「マーケットフォー」という名称やアプリのデザインのどこにも「GS」の色は見当たらない。

EC業界関係者は「まだ試験運用段階であり、複数の選択肢を検討中だと聞いている。大きく宣伝していないのもそのためだろう。『GS』の色やロゴを使わないという差別化がどう作用するかは今後の見ものだが、ブランド名を強調した新世界やロッテが決定打を放てなかったのを見れば、独自の戦略になり得るかもしれない」と解釈した。
「早朝配送」や「ライブコマース」タブを別途設けるなど、最近のトレンドに素早く対応する姿勢も見られる。GSフレッシュモールサイトを通じて運営されていた早朝配送と、GSホームショッピングの強みであるライブコマースを試験運用段階から導入し、ロイヤル顧客を増やそうという戦略だと読み取れる。GSリテールの関係者は「現在のアプリはベータサービス段階だ。運用中のサービスは顧客が利用できるが、まだテスト用である。明確に決まっていることは何もない」と慎重な姿勢を示した。
まだ曖昧な立ち位置、統合アプリは果たして通用するか
GSリテールが飛び込んだ統合プラットフォーム市場の状況は容易ではない。早くから参入した新世界とロッテに加え、クーパン、ネイバー、マーケットカーリーなどオンライン専門流通企業まで激しい競争を繰り広げている。GSリテールが主力にすると明かした生鮮食品配送は、その中でも最も競争が激しい分野だ。
危機感は合併に伴う証券報告書にも表れている。「核心投資リスク通知文」には、「オンラインショッピングの高い成長が続く中、既存の大手オフライン流通企業はオン・オフライン統合モールを作って対応している。一方、大手オフライン流通企業だけでなく、既存のオンラインショッピングモール企業も市場シェアを高めるために様々な形で変化しながら競争している」と案内されており、コンビニ、スーパーマーケット、H&Bストア、ホテルなど各系列会社が抱える困難に加え、流通各社の合従連衡に対する危機感が記載されている。
前出の業界関係者は「すでにロッテや新世界といった流通大手だけの争いではない。クーパンやネイバーのようなプラットフォームの巨人、マーケットカーリーのようなスタートアップもいる。差別化が容易ではないということだ。しかし、GSというブランドに対する消費者の信頼や資金力といった強みも確かなので、合併によるシナジー効果は多様に想像できる」と語った。
革新を模倣する程度では成功は難しいとの指摘もある。真正流通研究所のパク・ソン所長は「新世界やロッテは『オフラインのオンライン化』に近い。取引額を見れば、プラットフォーム企業として出発したクーパンやネイバーとは比較にならない。(流通大手は)統合プラットフォームを正しく構築するなら、既存のアプリをすべて廃止すべきだ。すでにトラフィックが発生しているため簡単な決断ではないだろうが、消費者からすれば『個別のアプリでもアクセスできるのに、わざわざ』と感じてしまう。ロッテがずっと前から『オムニチャネル』を掲げているが未だ過渡期であるように、大手企業の場合、体質改善はそう簡単ではない」と分析した。