[비즈한국] 救急救命室の人材流出により救急医療が困難に直面する中、救急活動に対する指導・評価や医療指導などを担当する「救急指導医」もまた、人員不足などで業務遂行に支障をきたしていることが分かった。消防庁の資料によると、専攻医(研修医)の一斉離脱後の今年3月から8月まで、全国20カ所以上の消防署で救急指導医による月1回の訪問勤務が中断された。これに対し、11年間据え置かれている勤務手当の引き上げや、搬送先病院などとの業務分担が必要だという声が上がっている。

勤務中断の消防署、医療危機直前と比べ2倍以上に増加
救急指導医は「119救助・救急に関する法」に基づき、救急隊員に対する教育・訓練や、救急活動に対する指導・評価業務を行う。主に救急医学専門医が担当し、消防機関ごとに1人以上の救急指導医を選任または委嘱しなければならない。救急指導医は「直接医療指導」も担当しており、市・道消防本部の救急状況管理センターにおいて、救急隊員に対し音声やビデオ通話で患者への処置方法などを直接指示する。以前は「1339」で医療指導を行っていたが、番号の二元化による国民の混乱を招くとの指摘を受け、2012年6月に「119」に統合され、機能が救急状況管理センターに移管された。
しかし、救急医学専門医で構成される救急指導医もまた、最近の人員不足に悩まされている。2日、国会行政安全委員会所属の龍慧仁(ヨン・ヘイン)基本所得党議員が消防庁から受け取った「救急指導医選任および勤務現況」資料によると、専攻医一斉離脱後の3月から8月まで、江原、忠南、全南、慶北、済州の各消防本部所属の消防署20カ所以上で、救急指導医の月1回訪問勤務が中断された。月別に見ると、訪問勤務日数が「0」の場所は3月27カ所、4月36カ所、5月28カ所、6月26カ所、7月26カ所、8月27カ所であった。医療危機直前の1月(11カ所)・2月(11カ所)と比較すると、2倍以上に増えた数値だ。
消防庁によると、訪問しなかった理由は「医師の集団行動による未訪問」、「医療スタッフの人員不足」などであった。江原道の場合、今年だけで救急指導医14名のうち3名が退任したことが確認された。昼夜12時間ずつ交代勤務を行う救急状況管理センターも、需要の多いソウルや京畿、仁川などは救急指導医が2名ずつ配置されているが、それ以外の圏域は1名だけで勤務しており困難を極めている。圏域によっては、数百万人規模の人口をカバーしなければならないケースもある。
「勤務手当引き上げを」と「業務方式の変更を」—解決策をめぐり意見分かれる
現場の医療スタッフが救急指導医から受ける助けは少なくない。首都圏の病院の救急医学教授A氏は「救急隊員は非医療従事者であるため、救急指導医を信頼し頼りにする側面がある。専任スタッフである彼らが相談に乗れば、搬送先病院の専門医の立場としては患者の状態を把握しやすく、責任の所在も一人で負わずに済む。医療機関にとっても待機時間が短縮される」と説明した。また、「人手が不足している中で搬送先病院の専門医が診療を行いながら直接電話を受けるのは容易ではない。現場スタッフよりも診療を行っていない救急指導医が医療指導を専任する方が、現場にとっては助けになる」と付け加えた。

救急指導医の人材離脱の原因としては、低い待遇が挙げられる。救急指導医は12時間勤務につき、昼間40万ウォン、夜間50万ウォンの勤務手当を受け取る。この手当は2013年以降据え置かれたままだ。最近、業務が急増し、救急医学専門医の間では、手当の低い指導医よりも救急室勤務を選ぶ動きが増えている。一方で、手当だけの問題ではないという声も上がる。慶尚圏域の救急医学専門医B氏は「今は特殊な時期で業務が多いように見えるが、以前は電話を数回受けるだけで50万ウォンをもらえたので、嫌がる人はいなかった」とし、手当よりも業務方式の改善が必要だと指摘した。
現行法上、救急指導医は所属する消防機関の救急隊員の活動に関する評価結果を毎月消防署長に提出しなければならない。通常、救急隊員が作成した日誌などに基づいて評価するが、これだけでは適切な救急活動が行われたかどうかを判断するのは難しいという。救急医学専門医B氏は「紙に書かれた内容だけでは、搬送先病院の医師や救急指導医が(救急活動の)品質評価を行うことは不可能だ。中には、半年分の日誌をまとめて後から持参し、評価してほしいと言ってくることもある。内容が事実と異なっていても確認のしようがない」と語った。その上でB氏は「搬送先病院の医療スタッフが直接相談に応じるのが望ましい」と付け加えた。