[비즈한국] 親族への不当融資に関与した疑いが持たれている孫泰承(ソン・テスン)元ウリ金融持株316140会長の勾留質問(令状実質審査)が12日、ソウル南部地裁で再び行われた。検察は孫元会長の身柄拘束の必要性を重ねて強調したが、裁判所は審理終了からわずか4時間余りで令状を棄却した。
二度の請求がいずれも棄却されたことで、法曹界からは検察の「無理な」令状請求を指摘する声が上がっている。本来、逮捕状の再請求は、容疑を裏付ける新たな証拠が確保されたり、新たな容疑が追加されたりして「拘束」が必要だと判断された際に行うものだが、今回は検察が上層部への捜査拡大を目指して無理に再請求したのではないかという見方だ。

検察、「参考人陳述」を積み上げ孫泰承の拘束の必要性を強調
検察は、ウリ銀行が2020年4月から今年初めまで、孫元会長の妻の兄弟が関連する法人や個人事業主に対して数百億ウォン規模の特恵的な不当融資を行ったと見ており、その過程で孫元会長が関与したと疑っている。
12日に行われた孫泰承元会長の2度目の勾留質問で、検察は参考人の補強調査を通じて得た内容を裁判所に強く主張した。孫元会長がウリ金融持株会長在任当時、「妻の兄弟に関する内容が怪文書(チラシ)として出回っているようなので注意が必要だ」という趣旨の報告を受けていたという内容だ。
また、融資に協力した担当者2人がその後、ソウル・江南(カンナム)の支店へ時差をつけて異動したことについて、異動希望者が多い人気支店であることを考慮すると「対価を伴う人事の特恵」だと主張した。孫元会長は融資の事実を十分に認識しており、人事特恵と見なす余地があるため、拘束が必要だと訴えたのだ。

しかし、孫元会長側は「妻の兄弟に関する報告に対し、『問題がないか確認せよ』という趣旨の通常通りの対応をしただけであり、人事には個別に介入しておらず全く関知していない」と反論した。融資担当者2人が江南の支店へ異動したことは事実だが、彼らの人事評価を考慮すれば特恵とは言い難いと説明した。
わずか4時間で…「あまりに当然の棄却」
4時間後、ソウル南部地裁の令状担当裁判部は「逮捕状請求の棄却後、補強された資料に照らしても、被疑者が犯行を共謀したという点については争いの余地がある」として令状を棄却した。「被疑者の防御権を保障する必要がある」とも述べており、これは先月22日の最初の棄却理由と類似している。当時、裁判所は「拘束の必要性や相当性を認めることは困難だ」と説明していた。
検察がわずか2週間で令状を再請求したものの、「補強捜査が容疑を裏付けられなかった」と突きつけられた形だ。本件に詳しいある法律家は「令状担当裁判部が午後2時から勾留質問を開始し、夜9時になる前に結果を通知したことは『当然の棄却』と言わんばかりだ」と指摘した。
これに対し、検察が金融監督院と共同で400億ウォン前後の追加不法融資の責任を孫元会長に問い、その勢いで趙炳圭(チョ・ビョンギュ)銀行長や任鍾龍(イム・ジョンリョン)会長ら現経営陣にまで責任を追及しようと、無理に「上層部」へ捜査を広げようとしたことが問題だとの批判が出ている。
前述の法律家は「検察の捜査は『誰を捕まえるか』という絵だけを描いておきながら、証拠を確保できていない強引な捜査だ」と指摘し、「不当融資であることを立証するには、孫元会長と妻の兄弟が人事清託などをやり取りした連絡や、賄賂を授受した事実を証明しなければならないが、そうしたものがないため、『可能性』だけで無理に令状を請求している」と批判した。