[비즈한국] Kビューティーが第2の全盛期を迎え、化粧品を受託生産するODM(製造業開発生産)市場も拡大している。化粧品工場が密集する仁川・南洞(ナムドン)工業団地には、最近、化粧品製造業を始めようとする人々が集まっている。化粧品市場の好況に乗じようとする業者が雨後の筍のように生まれている雰囲気だが、業界関係者は、すぐに廃業する業者も少なくないと説明する。

「賃貸・売買」の中、化粧品製造業は活気
長期化した不況の影響で、産業団地の雰囲気も沈んでいる。23日に訪れた仁川・南洞工業団地でも不況の跡がうかがえた。団地の至る所に「賃貸」、「売買」と書かれた大型の横断幕が掲げられていた。空き物件を探すのも難しくなかった。団地で不動産仲介所を運営しているA氏は、閉まった工場を指差し「閉業してから随分経つが、まだ新しい主が現れない」とし、「不況のため、廃業した工場跡に新しく入ろうとする業者はあまりいない」と付け加えた。
景気低迷が長期化すれば、商業用不動産市場の成長も鈍化する。事業を拡張したり新しく始めようとする需要がないため、産業団地内の工場や倉庫の売買、賃貸取引件数も減少せざるを得ない。しかし、南洞工業団地の不動産仲介所は予想に反して忙しい様子だった。不動産仲介所の関係者たちは「不況だが取引が完全に途絶えたわけではない」、「化粧品製造業だけは不況を免れている」と説明した。
不動産仲介所の関係者B氏は、最近の化粧品産業の活況を肌で感じていると語った。彼は「以前は自動車関連の鋳物、射出関連の業種が多かった。しかし、自動車産業の規模が縮小し、環境問題などで団地の業種が転換されるにつれ、化粧品や食品関連業が増えた」とし、「特に南洞工業団地は、化粧品関連企業が300社ほどあるほど、化粧品業が盛況だ」と述べた。
ある化粧品製造業の関係者は「『不況だ』、『景気が悪い』という話をよく聞くが、化粧品業界は忙しい。仕事が多く、残業も多くこなし、追加の人員も雇用しなければならない状況だ」と伝えた。

今年、Kビューティーは第2の全盛期を迎えた。産業通商資源部によると、今年1〜11月の化粧品累積輸出額は93億ドル(約13兆97億ウォン)で、過去最大だった2021年(91億8000万ドル)を上回った。今年、Kビューティーを主導したのは中小のインディブランドという点が特徴だ。過去には大企業が市場の中心だったが、ここ数年は中小企業が市場を動かしている。
食品医薬品安全処によると、過去3年間で国内上位10社の化粧品責任販売業者の生産比率は徐々に減少した。2021年に69.3%だった比率が2023年には55.5%まで減少した。LG生活健康051900、アモーレパシフィック090430、愛敬産業018250など大手化粧品企業の生産量は減り、中小業者の生産量が増えたことを意味する。代表的な化粧品流通チャンネルに挙げられるオリーブヤングでも、年間売上100億ウォン以上を記録した業者のうち半分ほどはインディブランドである。
インディブランドの活躍が目立つ中、化粧品ODM業者の成長も続いている。業界によると、昨年基準で責任販売業者数は3万1524社と確認された。そのうち10%だけが独自の生産能力を備えている。90%ほどは生産インフラを持たず、ODM業者を通じて化粧品を作って販売しているのが実情だ。おかげでODM企業の業績上昇も続く傾向にある。

ODM市場は拡大するが「貧富の差が顕著」
化粧品市場が大きくなりODM需要が拡大するにつれ、最近ではODM事業を始めようとする業者も増えている。これまで化粧品市場は、製品を流通する責任販売業者数は急激に増えた一方、製造業者数の増加ペースは遅かった。
食薬処によると、2014年に4853社だった化粧品責任販売業者数は昨年3万1524社へと6倍以上に増えた。一方、同時期の化粧品製造業者数は1750社から4567社へと2.6倍の拡大にとどまった。昨年1年間で新規登録された化粧品責任販売業者は3509社であるのに対し、製造業者は19社増えただけである。
化粧品責任販売業者が大きな投資費用なしにブランドを立ち上げられるのとは異なり、製造業者は参入障壁が比較的高い方だ。業界関係者は「製造業は初期投資費用がかなりのものになる。基本的な設備を準備するだけでも相当な費用がかかり、CGMP(優秀化粧品製造・品質管理基準)などの認証を取得しなければならないなどハードルが高い」と語った。
それにもかかわらず、ODM事業に進出しようとする業者は増えている。不動産仲介所代表のA氏は「最近の工場賃貸および売買の問い合わせのうち、最も多いのが化粧品業種だ。化粧品製造業を準備中だと言い、クリーンルーム(製造製品の汚染防止のための環境設備)が完備された場所を探す問い合わせ電話が頻繁にかかってくる」と耳打ちした。
業界では、化粧品市場の好況により新規製造業者の参入が続いているが、定着できずに消えていく会社も少なくないと指摘する。ある業界関係者は「化粧品市場の雰囲気が良いと聞くと、誰も彼もが飛び込む傾向がある。しかし、他企業と差別化されるアイテムや技術力を持っていないところは、すぐに店を閉めて出ていく」と伝えた。
化粧品メーカー「イェグリナ」を運営するハン・ソンス代表は「化粧品市場も貧富の差が顕著だ。中堅以上の業者は継続して物量が増え成長している一方、小規模業者は生き残るのが難しい状況だ」とし、「投資を継続し、常に研究しなければついていくのは難しいだろう」と指摘した。