[비즈한국] 5月28日から釜山で開催される海洋防衛産業展示会「マデックス(MADEX)」において、ハンファオーシャン042660は「ゴースト・コマンダー2」(Ghost Commander II)と呼ばれる有人・無人システム指揮統制艦を初公開した。これはHD現代重工業329180が先日公開した「HCX-23プラス」と競合するモデルで、従来の航空母艦ベースの設計を有人・無人航空機の運用が可能なように改善しており、技術的な完成度が高いものと判断される。
有人・無人システム指揮統制艦は、最近その必要性が決定したものであり、ここ数年推進されてきた航空母艦計画の代替事業として進められている、韓国海軍の次世代旗艦(Flagship)と呼べる艦艇だ。元々、文在寅(ムン・ジェイン)政権時代に海軍は韓国型航空母艦計画を推進し、HD現代重工業とハンファオーシャンが競合的に設計を進め、航空母艦の概念設計段階まで到達していたが、様々な議論の末に事実上放棄されていた。

航空母艦計画を強力に推進していた海軍が最終的にその意を翻した最大の理由は費用であり、その中でも固定翼航空機を運用するためのコスト問題であった。航空母艦計画は当初、設計中であった次世代大型輸送艦「LPX-2」に航空機運用能力を追加する方式で設計されていた。このLPX-2は、米海軍の「アメリカ」級強襲揚陸艦と同等の航空機運用能力、すなわち米国のF-35BライトニングIIを運用することを前提に開発されていた。
ところが、F-35Bには短い距離でも特別な装備なしで離陸可能な短距離垂直離着陸(STOVL)機能という利点があるものの、価格が非常に高いという問題があった。これを解決するために軍と防衛産業企業は一時期、KAI(韓国航空宇宙産業)の「KF-21N」と呼ばれるボラメ戦闘機の艦載機仕様を航空母艦に搭載することも検討した。
しかしKF-21Nは、航空機自体の取得費用は安かったものの、航空母艦で運用するためには、着艦用のアングルド・デッキやアレスティング・ワイヤー、何よりもカタパルトという複雑で高価な装備が必要となり、航空母艦の大型化とコスト増を招くという問題があった。
このため、最近国防部と海軍は「無人戦力指揮統制艦」と呼ばれる新たな無人機空母計画を準備している。F-35BやKF-21Nのような有人戦闘機の代わりに、無人航空機と有人回転翼航空機を搭載・運用する概念に方針を転換したのである。
ハンファオーシャンが今回公開した「ゴースト・コマンダー2」は、まさにこの無人戦力指揮統制艦事業に参加するためのコンセプトモデルであり、HD現代重工業のHCX-23プラスと競合する見通しだ。HCX-23プラスが無人機中心の運用に向けた革新的な艦船形状を有しており、上下二層の甲板を備え、ステルス設計を重視するなど、既存の艦船設計とは一線を画したスタイルを見せているのに対し、ハンファオーシャンのゴースト・コマンダー2は、伝統的な航空母艦のデザイン、特に過去2021年のマデックスでハンファオーシャンが発表した空母デザインを修正・補完したものとなっている。
まず、側面に着艦用のアングルド・デッキが設けられ、二つに分かれていたアイランド(艦橋)が一つに統合された。これにより側面からの航空機着艦が可能となり、甲板へ航空機を移動させるエレベーター2基の配置も変更された。これに加え、1基のカタパルトを備えることで、固定翼無人航空機の出撃が可能となった。
艦船を守る自己防御装備にも多少の変更が見られる。LIGネクスワン079550が開発する近接防御火器システム(CIWS-2)が艦船の右舷上段と後部、左舷中央部の計3箇所に配置され、艦対空ミサイル(SAAM)32発を搭載可能な垂直発射システム(VLS)が二箇所に分けて配置されている。
ゴースト・コマンダーの核心である艦載機は、無人航空機と有人航空機を混載する形となる。ハンファオーシャンが製作した模型には、大韓航空003490のステルス無人機、LOWUS(低被探知無人編隊機)、そしてハンファエアロスペースが現在米GA-ASI社と共同開発を進めているグレイ・イーグル(Gray Eagle)-STOLが搭載されており、この他にも海上作戦ヘリコプターや揚陸機動ヘリコプターの運用が可能である。
では、ゴースト・コマンダー2の作戦能力はどの程度であろうか。正確な詳細設計や機能は現時点では不明だが、最近トルコ海軍が建造を進めているMUGEM(Milli Uçak GEMISI)に比肩しうるものと見られる。MUGEMは世界初となる本格的な有人・無人複合空母で、ゴースト・コマンダー2と類似した方式で運用されるが、「Hurjet(ヒュルジェット)」と呼ばれる小型有人軽攻撃機を運用する点、そして排水量が6万5000トンとより大きい点が相違点である。
海軍がハンファオーシャンのゴースト・コマンダー2とHD現代重工業のHCX-23プラスのどちらのデザインを好むかは定かではないが、従来の固定翼航空母艦や強襲揚陸艦の甲板配置と構造を維持するハンファオーシャンのデザインは、保守的でありながらも技術的な完成度が高いものと見られる。特に有人ヘリコプターを並行運用できる点、将来的に有人固定翼機の運用の余地を残している点が、ハンファオーシャン案の強みであると判断される。