【ビズ韓国】JYPエンターテインメントが、所属グループStray Kidsのキャラクターブランド「SK034730ZOO」を守り抜いた。「SK株式会社」の商標と類似しているという理由で特許庁が商標登録を拒絶したため、JYPは特許庁を相手に訴訟を起こしたが、裁判所は「混同の恐れはない」としてJYPの主張を認める判決を下した。

SKZOOは、Stray Kids(スキズ)のメンバーをモチーフにした動物キャラクターだ。JYPはぬいぐるみやフィギュアなどのグッズだけでなく、カカオトークの絵文字などもリリースしている。JYPは2022年3月にSKZOOの商標を出願したが、特許庁がこれに待ったをかけた。
特許庁は2022年8月、「SK株式会社の登録商標と類似している」という理由でSKZOOの商標出願を拒絶した。拒絶された商品区分は、第14類(貴金属、アクセサリーなど)、第16類(ステッカー、写真など)、第25類(靴、衣類など)、第28類(コンサート用ライト、キャラクター人形など)などである。
最大の争点は、SKZOOが「SK」と「ZOO」に分離され、「エスケイジュ(SK-ZOO)」と呼ばれる可能性があるか否かであった。JYPは特許審判院に不服審判を請求したが棄却された。特許審判院は「著名な先行商標であるSKを容易に連想させ、SKグループと特殊な関係にある者が生産または販売しているものと誤認・混同させる可能性が高い」と判断した。


JYPは特許裁判所に控訴した。この訴訟で特許庁は、「『SKZOO』は『SK』という文字が先行しており、SK株式会社が使用する商標と外観・呼称が類似しているため、消費者がその出所を混同する恐れがある」と主張した。対してJYPは、「『SKZOO』はStray Kidsの略称である『SKZ』と、動物園を意味する『ZOO』の組み合わせであり、全く異なる概念とイメージを持つブランドだ」と反論した。
最終的に裁判所はJYPの主張を全面的に受け入れた。2024年11月、裁判部は「両商標は外観、発音、観念が明確に区別され、商標全体の印象や連想されるイメージも異なる」とし、「消費者が二つの商標を同一の出所であると認識する可能性はない」と判断した。さらに「特許庁の拒絶処分は違法」として、特許審判院の決定を取り消す判決を下した。これにより、今年1月22日には「SKZOO」の第25類商標登録公告が完了した。拒絶されていた他の商品区分についても、順次登録される見通しだ。

専門家らは今回の判決において、出願前における商標の「認知度」が重要な役割を果たしたと分析する。
ザ・ホー特許法人のパク・ヨンジュ弁理士は、「通常、商標の呼称は一般的な英語の知識に従って決定される。しかし今回の判決は、商標出願当時の具体的な使用実態に基づいて判断された。今後は、商標出願前に差別化された呼称を継続的に使用し、商標の登録可能性を高める戦略を取ることができるだろう」と説明した。
ビズエン特許法律事務所のユン・シヌ代表弁理士も、「特許裁判所は、出願商標SKZOOを使用する主体であるStray Kidsが活発な海外活動を展開している点、ミュージックビデオの再生回数が1億回を超えている点、インターネットニュースに多数掲載されている点など、様々な広報活動を通じて韓国内でかなりの認知度を獲得した事実を根拠に、『エスケイジュ』ではなく『スキジュ』と呼ぶのが最も自然であると判断した。SKZOOの認知度が特許審判院の判断を覆したといえる」と分析した。
今回の勝訴を機に、JYPはSKZOOを活用したグローバルコンテンツ事業を本格化できるようになった。Stray Kidsは昨年12月、米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で1位を獲得し、6作連続で1位を記録した世界初のアーティストとなった。