[비즈한국] イスラエルとイランの間の「ミサイル戦争」に米国まで介入した形となったが、突然停戦に入った様子だ。去る6月13日未明、イスラエルが「ライジング・ライオン作戦(Operation Rising Lion)」と銘打ってイランを爆撃したことから始まった今回の戦争は、イランの報復作戦である「真の約束-3(Operation True Promise III)」へとつながり、続いて6月21日に米国が「真夜中のハンマー作戦(Operation Midnight Hammer)」でイランを爆撃した後、韓国時間24日未明、ドナルド・トランプ大統領が電撃的に停戦を宣言した。
トランプ大統領の発表通り、両者が実際に停戦に成功すれば、いわゆる「12日戦争」は地上軍の投入なしに、ミサイルと航空爆撃だけで一段落したことになる。この戦争において「矛」に相当するミサイルと爆撃機、そして「盾」であるミサイル防衛システムは、それぞれどのような活躍を見せたのだろうか。イスラエル、イラン、米国の事例を検証すると、北朝鮮の核の脅威に直面している我々にも、示唆するところは少なくない。

まず注目すべきテーマは、イスラエルが誇る「多層ミサイル防衛網」の実戦成果だ。結論から言えば、イスラエルのミサイル防衛能力は今回の戦争で明確な限界を露呈した。イランは昨年もイスラエルに向けて二度、ミサイルとドローンを発射したことがある。当時の攻撃は一晩のうちに1〜2回程度行われただけで、被害も大きくはなかった。しかし今回の攻撃は6月14日から現在まで5回以上繰り返されており、発射されたミサイルは400発以上、ドローンも数百機に達するなど、昨年とは比較にならない規模だ。
その結果、イスラエルのミサイル迎撃率は一時は90%を記録したが、ある日は65%まで低下するなど、性能の低下が見られた。サード(THAAD)、アロー、パトリオット、デビッド・スリング、アイアン・ドームで構成される「4重ミサイル防衛網」の構造的限界が明らかになったのである。
最初の原因は、イランが今回の戦争でファッター-1(Fattah-1)のような新型ミサイルを使用した点にある。ファッター-1は終末段階で軌道を変更するMaRV(機動再突入体)弾頭を搭載しており、防衛網を攪乱することができた。ただし、このような機動弾頭型ミサイルはごく少数であり、大半は昨年も使用されたシャハブ(Shahab)系列の旧型ミサイルだった。ミサイル発射も初日と2日目に集中し、その後は数十発規模の攻撃が続いている状態だ。
それにもかかわらずイスラエルの被害が拡大している理由は、結局のところ資源不足にある。ミサイル防衛システムのうちサードとパトリオットを除けばほとんどがイスラエル製兵器だが、国内の防衛産業が減少するミサイル在庫を迅速に補充できていない。さらに、防空システムを操作・統制する人員は大規模な育成が困難な専門家であり、戦時状況下で新規補充が容易ではなく、疲労が蓄積している。このようにイスラエルは、時間が経つほどに戦争コストと人員不足に苦しまざるを得ない構造なのだ。
結局、イスラエルの能力不足は米国の直接介入を招いた。「真夜中のハンマー」作戦を通じてB-2ステルス爆撃機が投入されたのだ。イスラエルは戦争初期にモサドの工作とステルス戦闘機を動員してイランの防空網をかなりの程度無力化させたが、F-15、F-16、F-35といった従来の戦闘機では地下核施設を破壊するには力不足だった。
米国もイランとの全面戦争を避けるため、核バンカーバスターのB61-12ではなく、GBU-57 MOPという非核バンカーバスターを使用した。その結果、核施設を完全に破壊することには失敗したと見られる。その後、イスラエルが現在も追加爆撃を敢行していることが、その証左である。
今回のイラン・イスラエル戦争は、攻撃兵器と防衛兵器、そして地下貫通能力という観点から見て、大韓民国の安全保障戦略にも多様な示唆を与えてくれる。
まず、攻撃兵器は防衛兵器よりもはるかに安価で、生産速度も速いという教訓が再確認された。大国ではない中堅国家の場合、報復能力が非常に限定的であるという点も明白になった。我々のKAMD(韓国型ミサイル防衛システム)の主軸である天弓-2とL-SAMは、性能面では非常に優れている。しかし、イスラエルのように北朝鮮が大規模な弾道ミサイル攻撃(Salvo Attack)を1週間以上継続した場合、迎撃率は低下せざるを得ない。特に北朝鮮がイランのように速度の遅いドローンと速い弾道ミサイルを同時に発射する「混ぜ打ち」戦略をとった場合、生産に時間とコストがかかる迎撃ミサイルはすぐに枯渇する可能性が高い。
これを補完するには、既存よりも安価で効果的な防衛兵器の開発が急務だ。筆者の個人的な意見としては、自爆ドローン技術の発展を活用する必要がある。近年の自爆ドローンは性能が向上しながらも価格は低下する「技術的特異点」に到達している。これを活用して攻撃用自爆ドローンを改造し、弾道ミサイルの落下地点を正確に把握できれば、比較的低速のドローンでも迎撃が可能になるかもしれない。
もう一つ注目すべきは、地下戦略施設を無力化できる貫通兵器の必要性だ。イスラエルがGBU-57 MOPのような超高強度の地下貫通兵器を保有していれば、米国の助けを借りずとも戦争初期にイランの核施設を打撃できていたはずだ。韓国はイスラエルよりも状況が良い。弾道弾攻撃能力の高いミサイル戦略司令部があり、玄武-2、3、4に続き、玄武-5は8トン級の貫通弾頭を搭載できるため、北朝鮮の地下施設を十分に威嚇できる。
ただし、玄武-5は高価な兵器システムであり、数百発以上の大量保有が難しいという問題がある。したがって、玄武系列ミサイルの部品共通性を高め、誘導装置の小型・低価格化を通じて大量生産が可能な兵器を開発すべきだ。また、KTSSM(ウレ)や玄武-4のようなミサイルに命中位置と爆発深度を測定するセンサーを付着させ、複数のミサイルが情報をやり取りしながら同一目標に対して波状攻撃(Stream Attack)を仕掛けることができれば、数十メートルの深さにある地下目標も効果的に無力化できるだろう。
米国がイランの核施設を打撃した以上、戦争が完全に終わったと見るのは難しい。イランの報復がいつ、どこで、どのような方式で行われるかは依然として予測が困難であり、世界情勢の不確実性も続く可能性が高い。それだけに、韓国軍と防衛産業界は今回の戦争の軍事的教訓を迅速に分析し、大韓民国の「3軸体系」を実効性高く発展させる方法を、今から本格的に研究しなければならない。