[비즈한국] 3月に再生手続きに入ったホームプラスが、ようやく買収希望者を見つけた。しかし、買収に乗り出した企業の財務状況が脆弱なため、一部では買収希望者の選定が再生計画案の提出期限を延長するための「時間稼ぎカード」に過ぎないという疑惑も提起されている。問題は、ホームプラスの運営資金が今月末には底をつく可能性が高く、時間稼ぎの戦略さえも限界に達しているという点だ。

ホームプラス買収戦に飛び込んだ中小企業、買収能力に疑問
「応募者なし」の懸念まで出ていたホームプラスの公開入札に、結局2社が参加した。買収意向書(LOI)を提出した企業は、AIフィンテック企業の「Harex Infotech」と不動産賃貸・開発業者の「Snowmad」だ。買収希望者が現れたことで、ホームプラスはとりあえず当面の清算危機は回避した形となった。
買収希望者が現れたことで、予備審査や本入札などの具体的な日程も組まれた。買収の意向を表明した2社は21日まで予備審査を行い、買収の意志がある場合は26日までに最終入札提案書を提出することになる。これを受け、裁判所はホームプラスの再生計画案提出期限も延長した。7日、ソウル再生裁判所はホームプラスの再生計画案提出期限を、これまでの11月10日から12月29日に延長すると発表した。
崖っぷちに追い込まれていたホームプラスは、かろうじて買収希望者を見つけて時間を稼いだ。しかし、業界では今回の買収戦が実質的な再生につながる可能性は低いと見ている。両社とも流通業の運営経験が皆無であるうえ、資金力も脆弱に見えるためだ。
Harex Infotechは2000年に設立されたAIフィンテック企業で、モバイル金融決済サービス「UBpay」を運営している。昨年の売上高は3億ウォン、営業損失は33億ウォンだった。ホームプラスの年間売上高7兆ウォンと比較すれば、あまりにも小規模だ。会社の財政状態も悪化の一途をたどっている。2021年に87億ウォンだった資本金は、昨年末時点でマイナス18億ウォンとなり、完全資本欠損状態に陥った。昨年5月時点で国民年金基準38名だった従業員数は、今年4月には6名にまで減少した。
もう一方の買収希望者であるSnowmadは、2007年に設立された不動産賃貸・開発業者だ。Snowmadは昨年の売上高が116億ウォン、営業利益は25億ウォンで、比較的安定した実績を出した。しかし、昨年末時点で資産総額1597億ウォンのうち1375億ウォンが負債であり、負債比率は860%に達する。

業界では、買収余力が十分ではない2社がホームプラスの買収戦に飛び込んだのには、別の意図がある可能性を提起している。広報効果を狙った戦略という解釈が支配的である中、一部ではMBKパートナーズが再生計画案の提出期限延長のために「時間稼ぎ用カード」としてこれらの企業を立てたのではないかという疑惑も浮上している。業界関係者は「MBKが再生計画案の提出期限延長を念頭に置いて買収希望者を誘ったのではないかという疑念が強い」とし、「買収希望者が現れたとしても、現在の状況はホームプラスにとって希望的ではない」と述べた。
ホームプラスの売却主幹事は、予備入札は締め切られたものの、今月26日に予定されている本入札まで、追加の買収希望者との協議を続ける方針だ。ホームプラスの関係者は「最終入札日まで、追加入札の可能性は開かれている」と語った。

資金余力が底をついたホームプラス、今月末を越えられるか
ホームプラスの再生計画案提出期限が約50日延長されたが、業界では実質的に残された時間は今月末までという分析が優勢だ。裁判所の決定により書類上の期限は延びたが、運営資金は今月末まで持ちこたえる水準にまで枯渇しているからだ。現在、ホームプラスは店舗の売上で納品代金と人件費をかろうじて賄っている状況だ。しかし、売上の減少が続いており、資金難が悪化している。もし今月末に運営資金が底をつきれば、ホームプラスは事実上営業を続けることが難しい。その場合、裁判所は再生計画案の提出前であっても、再生手続きの廃止および清算への転換を検討できる。
ホームプラスのある従業員は「法定管理下では外部から資金を調達できないため、売上代金で納入業者の代金や従業員の人件費など運営資金を賄っている状況」とし、「しかし、閉店の可能性が高まり消費者流入が減り、店舗売上も減少している。運営資金も急速に枯渇しつつある」と付け加えた。
ホームプラス労組の関係者も「電気料金を3ヶ月以上滞納すると供給が停止されるが、すでに2ヶ月分が遅れている」とし、「断電だけは防ぐために1ヶ月分をかろうじて支払っているが、今月はそれさえ容易ではないだろう」と語った。続けて「従業員の間では、今月の給料が正しく支払われるかに対する不安感も大きい」とし、「給料を払えば商品の代金が払えず、そうなれば納品が途絶えて売上が減るという悪循環が繰り返されそうだ。運営資金が底をつき、内部では今月末が事実上の最後の正念場という認識が強い」と付け加えた。
これに対しホームプラス側は「再生以降、売上が減り資金事情が悪化したのは事実」としながらも、「再生手続き開始以降、納品代金(再生債権に分類された納品代金以外)と給料は正常に支払った。今月も支払いに支障はないと予想している」と明らかにした。

マート産業労組や市民団体などが参加した「ホームプラス事態解決共同対策委員会」は8日、龍山の大統領室付近で第2次「ホームプラスを救う国民大会」を開いた。この日、労組は政府の介入を促す市民の署名簿を大統領室に渡そうとしたが、政府が応じなかったため、無期限の断食座り込みに突入した。
10日、座り込み場で会ったマート労組の関係者は「今日で3日目の断食座り込みになる。ホームプラスが清算されれば10万人の雇用が消える。協力会社が倒れ、地域商圏も揺らぐことになるだろう」とし、「政府の積極的な介入が必要な時期だ」と強調した。
労組側は最近、買収意向書を提出した2社の実質的な買収可能性にも疑問を投げかけた。前述の関係者は「両社とも買収能力も、意志もないように見える。借入で買収資金を調達すれば、再び金融費用の負担でマートの運営が困難になるだろう。ホームプラスの運営よりも、残った不動産資産だけを売却しようという意図があるかもしれない」とし、「本入札が予定されている26日以前に、政府が必ず乗り出すべきだ」と強調した。