[비즈한국] サムスン電子005930とLG電子066570が、1月6〜9日(現地時間)に米ラスベガスで開催される世界最大の技術展示会「CES 2026」にて、AIスマートホームを基盤とした技術戦略を公開する。「賢い家電」を超え、ユーザーの日常を理解しサポートする製品で、家電の競争力を強化する構想だ。
サムスン電子はAI家電とプレミアムテレビの新製品を多数披露し、家庭内のAIエコシステム構築に乗り出す。ロボットを将来の成長エンジンに据えたLG電子は、5本の指で物を持ち上げる新しいホームロボットの出撃を予告した。テレビや生活家電市場が停滞する中、AIやロボットといった新技術で成長の活路を見出そうとする両社の「次の一手」に注目が集まっている。

「実践AI」体験の拡張に集中
昨年と同様、今回のCESの核心テーマもAIである。AIを中心に家電、ロボティクス、モビリティなど多様な産業分野で革新的な製品や技術が多数出品される予定だ。昨年を起点に生成AIが一般化し、今年1月の「CES 2025」でAIの産業別適用と融合が本格化したとすれば、今回のキーワードは「実践AI」だ。今後は実験室や理論を脱し、実際の産業現場や日常生活で具体的な成果を出す革新だけが生き残るだろうという展望が出ている。
国内2大家電企業のサムスン電子とLG電子も、AIを製品体験全般を革新する原動力として提示している。スマートホームのエコシステムで主導権を握るため、コネクティビティと体験の拡張にリソースを集中させる流れだ。
サムスン電子は、毎年展示を行っていたメイン会場のラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)中央ホールではなく、ウィン・ホテルに約1400坪規模の単独展示館を設置する。AI基盤のリビングプラットフォームのビジョンを効果的に体験できるようにし、広範なAI技術と製品を詳細に公開する戦略だ。
サムスン電子は最近、家電全般へのAI搭載を拡大している。今回のCESでは「Bespoke AI」製品群を重点に置き、AI家電の利点などを示しながら方向性を提示する見通しだ。冷蔵庫内部のカメラで食材を認識する「AIビジョン」機能にGoogleのAI「Gemini」を組み合わせた冷蔵庫、同社の洗濯乾燥機と連携する「Bespoke AI AirDresser」などが新製品として公開される。

LG電子はロボットを家の中へ連れ込む。LG電子が25日にグローバルSNSアカウントで公開したティーザー映像において、ホームロボット「LG Cloi-D(クロイディー)」は、5本の指を使って家の中の物を持ち上げたりつまみ上げたりする。人と拳を合わせて挨拶する姿を通じて、ユーザーとの交流も強調した。
昨年1月のCESで公開され関心を集めた、車輪付きAIペットロボット「Q9」とは一線を画す。Q9は家の中の家電とIoT機器を接続する、移動型AIホームハブとしての役割を担うよう構想されていた。LG電子の関係者は「Cloi-DはQ9とフォームファクター(物理的な外形・構造)が異なる。AIホームハブの機能よりも、実際に仕事をする新しいロボットが必要だという判断に基づいている」とし、「Q9プロジェクトが廃止された概念ではなく、Q9に適用された技術を基礎にして一層発展させた形だ」と述べた。
Cloi-DはAIを基盤に、周囲の環境を自ら認識・学習し、ユーザーのスケジュールやライフスタイルに合わせて多様なAI家電を制御する。家事を減らしてくれる家電製品を超え、実際に仕事を行う新しいフォームファクターという構想から始まった。今回のCESでCloi-Dの商用化の可能性について言及されるか注目される。なお、Q9は公開後、一般顧客への販売は行われなかった。

RGBで正面突破、AI組織再編の初の試練
世界のテレビ市場の低迷と中国企業の追撃により、両社ともにテレビ事業の状況は決して楽観的ではない。しかし、依然として手放すことのできない核心的な主力分野である。テレビはスマートホームのエコシステムにおける中心的なディスプレイであり、家庭内のユーザー体験の重心となる製品と評価される。
サムスン電子はCESで、次世代ディスプレイ「マイクロRGB TV」の新製品を公開する計画だ。8月に発売した115インチテレビに続き、55・65・75・85・100インチまでラインナップを拡大し、高性能AIエンジンを適用した「4K AIアップスケーリング」や、シーン別に最適な色彩を再現する機能も搭載する。
次世代テレビ市場の激戦区として浮上しているRGB TVは、LCD(液晶ディスプレイ)ベースのテレビの頂点と見なされている。最近、中国メーカーがRGBミニLEDラインナップを公開して戦線を広げたことで、OLED(有機EL)を中心にプレミアム市場をリードする国内企業も、より小さなLEDを適用した最上位製品群で主導権争いに乗り出している。

LG電子もCESにて、同社初のRGB TVである「LGマイクロRGBエボ」を75・86・100インチの計3種で披露する。LG電子によると、新製品には2026年型OLED TVの新ラインナップに搭載されるものと同じプロセッサが採用される。OLED専用の画質・音質AIプロセッサの性能で、画面の明るさとコントラストを精密に制御するという説明だ。価格的な負担が大きいOLED TVよりも安価でありながら、画質と機能は十分に備えたRGB TVで、買い替え需要を狙うものと予想される。
両社ともテレビ市場の活路を、AI基盤の画質革新と同時に、超プレミアムLCD系列であるマイクロRGB TVのラインナップ拡大を通じて見出そうとする戦略だ。
サムスン電子とLG電子が今回のCESで披露するAIとロボット中心の技術戦略は、一時的な展示を超えた長期的な事業の方向性と解釈される。最近、組織体系を再整備し、将来事業の競争力を考慮した体制を構築した。
サムスン電子は、DX(デバイス経験)部門において、モバイル、家電、テレビなどの事業部ごとにAX(AI転換)専担チームを配置し、製品全般にAI主導のシステムを構築する一方、製造領域ではDS(半導体)部門傘下にデジタルツインセンター(DT)を新設した。
LG電子は、既存のDXセンターをAXセンターへと統合再編し、CTO傘下のロボット先行研究組織をHS(生活家電)事業本部直属のHSロボティクス研究所へと前進配置することで、未来の成長エンジンの開発を加速させる計画だ。
現場実行組織までAI中心の体質改善を完了させただけに、今回のCES 2026で発表されるAIおよびロボット戦略が、単なる技術公開を超え、再編された組織を通じてグローバル市場で実質的な成果を出すための前哨戦になるという点で注目が集まっている。