[비즈한국] マイクロソフト(MS)が推論に最適化された最新の自社人工知能(AI)アクセラレータを発売した。Google、Amazon Web Services(AWS)などのハイパースケーラー(超大型データセンター運営企業)がエヌビディアへの依存度を減らす動きを見せる中、MSもカスタマイズされたAIチップを自社開発する列に加わった。2023年11月に初のAIチップ「マイア100」を公開してから約2年ぶりのことである。

26日(現地時間)、MSは生成型AI推論効率を高めた次世代アクセラレータ「マイア200」を発売したと発表した。TSMCの3ナノ(nm)プロセスに基づいて製造されたマイア200は、AI推論の単位となる「トークン」生成の経済性を向上させたのが特徴だ。
MSはマイア200について、「ハイパースケーラーが作った自社半導体の中で最も性能が優れている」と強調した。AIの回答生成のためのマイア200の軽量演算(FP4)性能が、Amazonの自社チップ「トレニアム」第3世代の3倍に達し、Googleの第7世代テンソル処理ユニット(TPU)「アイアンウッド」よりも演算効率が高いという説明だ。
サティア・ナデラCEOは「業界最高の推論効率のために設計されたこの製品は、現存システムと比較してドルあたりの性能が30%高い」と明らかにした。
マイア200は発売と同時に、マイクロソフトが注力してきた巨大AIエコシステムを支える「中枢」としての役割を担う見通しだ。OpenAIの次世代モデル「GPT-5.2」をはじめ、MSの自社AIアシスタント「Copilot」などの高スペックモデルの推論インフラを専担し、これを通じてAzureクラウドインフラ全体の演算効率を最大化する戦略である。
実際のハードウェアへの適用速度も速い。MSはすでに米アイオワ州のデータセンターにマイア200を配置して稼働を開始しており、今後はアリゾナ州フェニックスなど西部の拠点地域へと適用範囲を順次拡大する予定だ。これにより、世界中のAzure顧客が独自のAIアクセラレータに基づいた高性能サービスを安定的に利用できるようにする方針である。
システムレベルでの革新も際立つ。マイア200は標準イーサネットに基づいた独自の2層スケールアップネットワーク設計を採用した。チップあたり2.8TB/sの双方向帯域幅を提供し、最大6144個のアクセラレータを接続する巨大なクラスターで効率的な大規模推論作業を可能にする。
MSは2023年11月にマイア100を公開したことがある。しかし、マイア100はAzureクラウドに搭載されて外部顧客には提供されず内部用としてのみ使用されたため、市場への波及力は限定的だった。そのため、自社チップ市場においてMSは競合のAmazonやGoogleより遅れていると評価されていた。
マイア200で事実上の初商用化チップを市場に投入したMSは、AIインフラ市場でのリーダーシップ強化に乗り出す見通しだ。MSはこの次世代アクセラレータ適用ロードマップに基づき、電力効率を高め、総所有コスト(TCO)を削減する計画である。
この日、SKハイニックス000660がマイア200にHBM(広帯域メモリ)を独占供給するという国内メディアの報道が流れると、SKハイニックスの株価は、ドナルド・トランプ米大統領の「相互関税原状復帰」の発言にもかかわらず上昇に転じた。マイア200に搭載されるHBM3Eの供給量で優位を先取りしたことが確認され、大型受注の好材料と業績への期待感が重なった流れと解釈される。SKハイニックスの株価は、27日午前11時30分現在、前取引日比5.29%(3万9000ウォン)高の77万5000ウォンで取引されている。