[비즈한국] ドナルド・トランプ米大統領が韓国国会の立法遅延を問題視し、再び関税引き上げカードを持ち出したことを受け、政界が迅速な対応に乗り出した。国会は9日午後、本会議を開き、対米投資合意の履行を専任する「ワンポイント特別委員会(特委)」構成決議案を可決した。
去る1月26日、トランプ大統領がソーシャルメディア(SNS)を通じて「なぜ韓国国会は合意を承認しないのか」と公に圧力をかけて以来、高まった通商リスクに対する国会の公式な対応である。今回の特委稼働は、単なる国内法の整備を超え、米政権の関税報復の口実を早期に遮断しようとする防衛的性格が強いと評価されている。
与野党、ワンポイント特委を電撃稼働
トランプ大統領が韓国産自動車や医薬品などに対する関税を従来の15%から25%に引き上げると予告し、立法の空白を狙い撃ちしたことで、政界の動きも急を要するようになった。政府と与党は8日、ソウル三清洞の首相公邸で緊急高位党政協議会を開き、米政権の不満を沈めるための「立法スピード戦」の方針を確定した。

政府側は米国の関税引き上げ官報掲載を防ぐためには、国会の目に見える動きが最優先であるとの認識を共有し、野党も国益の観点から先決条件なしで特委の構成に同意した。この日本会議を通過した特委は、共に民主党8名、国民の力7名、比較交渉団体1名の計16名で構成された。委員長は「国民の力」が務める。これまでの政務委・機財委・産業委に分散していた議論を特委に集中させる構造だ。
国会は遅くとも3月9日までに法案を最終処理するという期限を定め、一ヶ月間の集中審議に突入した。
現在国会に発議されている特別法は、韓米両国が合意した3500億ドル規模の対米投資を体系的に管理するためのガバナンス構築が核心である。韓米戦略投資公社の設立と戦略投資基金の造成、年間約200億ドル水準の送金限度の設定などが骨子だ。大規模な資本移動が国内外国為替市場に与える衝撃を緩和するための安全装置としての性格を持つ。
政府は野党が要求してきた国会報告義務の強化など、透明性向上の条項を前向きに検討し、法案の完成度を高める方針だ。同時に、企業の自律性を侵害しない範囲で細部の争点を調整していく立場である。
特委の核心課題、3500億ドル対米投資ガバナンスの構築
当初、韓国政府が約束した3500億ドルという投資規模の裏には、企業負担という構造的リスクも存在する。米国の造船産業再建を目標とした「MASGA(マスカ)」事業と連携し、国内造船企業の現地投資拡大の可能性が取り沙汰されているが、決して口で言うほど簡単なことではない。米国の高い人件費と資材費を賄いながら、グローバル競争力を維持しなければならないからだ。
もう一つの変数はアラスカガス管建設プロジェクトである。米国側がエネルギー協力の観点から事業参加の可能性に言及しているが、事業性が十分に検証されていない状態で長期投資や購入確約が先行すれば、国内企業や公共部門の財務負担につながる恐れがあるとの懸念が出ている。莫大な初期投資費と不確実な収益構造を考慮すると、特委の議論過程において経済性の検討とリスク分担構造を明確にすべきだという慎重論が強まっている。

関税25%引き上げが現実となれば最大で年間11兆ウォンに達する追加費用が発生する可能性があるとの分析が出され、自動車業界は非常体制に入った。業界や経済団体は、関税の不確実性が企業経営と投資計画を大きく揺るがしているとし、速やかな立法を通じて通商リスクを解消してほしいと訴えている。
今回の特委の成否は、トランプ政権が掲げた関税引き上げの口実をいかに早く無力化できるかにかかっている。立法完了まで残された時間はあと一ヶ月余り。国会での立法と並行して、米側との水面下での交渉を進める戦略的な柔軟性が求められるという分析が支配的だ。