[비즈한국] AI(人工知能)主導のメモリ好況が半導体市場の「ルール」を変えている。サムスン電子005930とSKハイニックス000660が、そろって四半期営業利益30兆ウォンの大台に迫っているという見通しが出る中、サムスン電子内では「いくら多く受け取るか」ではなく「どのような基準で配分するか」が、賃金・団体交渉(労使交渉)の中心議題として浮上している。業績が拡大するほど、成果給をめぐる内部ルールが、そのまま労使リスクでありコーポレートガバナンスの問題に発展するという典型的な局面だ。

連合インフォマックスが直近1カ月間の証券会社予想値を集計したコンセンサスによると、サムスン電子の今年第1四半期の営業利益は32兆5305億ウォン、売上は111兆4113億ウォンと推定される。前四半期に「20兆クラブ」入りを果たした後、わずか1四半期で「30兆の大台」に挑む構図だ。SKハイニックスも第1四半期の営業利益28兆2892億ウォン、売上42兆8807億ウォン水準が取り沙汰されており、両社が同時に「四半期30兆」に迫る可能性が議論されている。
しかし、「超好況」の体感は内部で食い違っている。特にサムスン電子の労使交渉が成果給制度で難航している理由は、成果給が単なる報酬ではなく、投資・配当・キャッシュフローと連動した配分ルールだからだ。市場が良くなるほど構成員の期待値は高まるが、会社の制度は投資(資本コスト)や株主還元まで考慮して成果給の原資を算出する。この乖離が大きくなるほど、交渉の核心は賃上げ率ではなく「算出式」へと移る。
実際の対立の引き金は、今月13日に引かれた。超企業労働組合のサムスン電子支部は「核心要求案である成果給の透明化および上限廃止が今回の交渉で受け入れられなかった」として、労使交渉を中断すると発表した。ただし、全国サムスン電子労働組合やサムスン電子労働組合同行など、共同交渉団の他の軸は対話継続の立場を示しており、交渉は「単一の中断」というよりは、労組内部の温度差までもが露呈した状態だ。
EVAか、営業利益か…成果給の算出式をめぐる「綱引き」
現在の争点は超過利益成果給(OPI)の算定基準だ。共同交渉団は、OPIの策定方式をEVA(経済的付加価値)の代わりに営業利益の20%に変更するよう要求し、年俸の50%に設定された成果給の上限も廃止するよう主張している。一方、会社側はEVA基準を維持する立場を堅持していると伝えられる。
EVAとは、営業利益から資本使用コスト(資本コスト)などを差し引いて「真の残余利益」を計算する概念だ。設備投資が大きい産業であるほど、EVAベースの算定は変動性を高める可能性がある。好況局面で設備投資も併せて増えると、構成員が期待する「利益増加幅」が成果給にそのまま反映されない可能性があるからだ。逆に会社側の立場としては、AI競争がCAPEX(設備投資)と歩留まりの戦いに発展する状況下で、成果給が営業利益に機械的に連動すれば、投資・財務政策の柔軟性が損なわれる恐れがある。
ここで成果給は「福祉」ではなく、経営の内部ルールとなる。特にサムスン電子のように事業部別の業績格差が大きい企業において、算出式の変更は「どの組織がより多く得るか」に直結しやすい。同じ業績好況であっても、誰が「ルール」を設計するかによって配分の結果が変わるため、労使交渉は制度設計権限をめぐる綱引きへと性質が変わる。
好況期の労使リスクの核心は「ストライキ」ではなく「予測可能性」
表面的には「労使交渉の難航」だが、企業リスク管理の観点からより重要なのは予測可能性だ。成果給の算出式が毎年交渉の戦場となれば、構成員は「今年も結局変わるのか」という期待と不満のジェットコースターを繰り返すことになる。会社側も人件費(キャッシュアウト)と投資計画を同時に安定的に設計することが難しくなる。株主還元政策が強化される市場の雰囲気において、成果給の拡大は、配当や自己株取得との優先順位論争に発展する余地もある。
もう一つの変数は複数労組体制だ。超企業労組が交渉中断を宣言したが、他の労組は交渉を続ける立場を明らかにしており、「交渉の結節点」が複雑化した。交渉構造が多層化されるほど、会社が合意案を導き出しても、現場で受け入れられる速度と範囲が異なる可能性がある。
AIメモリ需要が引き上げた好況が単発ではなく構造的なものならば、成果給論争は「一過性のイベント」ではなく構造的な課題となる。好況が続くほど成果共有の要求は高まり、同時に企業は投資と財務規律を強調する誘因が強まる。その間で、成果給の算出式は毎年政治化されやすくなる。
サムスン電子の今回の労使交渉が意味を持つ理由もここにある。市場はすでに「四半期30兆」という数字に向かって走っている。だが、その数字が大きくなるほど、社内では「金」ではなく「ルール」が対立の中心となる。超好況の真の試金石は、業績発表ではなく、その業績をどのような基準で配分するのかというところから始まる。