[비즈한국] グローバルスマートフォン市場が、地政学的リスクと部品需給難という二重の悪材料に直面している。中東紛争の激化により物流コストが高騰する中、メモリ半導体の供給不足まで重なり、今年のグローバルスマートフォン出荷台数が過去最大幅で減少するとの見通しが出ている。

航空輸送依存度が高いOEMに「非常事態」
3日、市場調査会社カウンターポイント・リサーチが発表した「スマートフォン・マーケット・アウトルック・トラッカー」によると、米国とイスラエル、イラン間の紛争激化は、スマートフォン産業の利益率とサプライチェーンの連続性に深刻な脅威を与えている。今回の中東危機は、スマートフォン需要の急減というよりも、物流費・エネルギー費・部品費が同時に上昇する「コストショック」の性格が強い。サプライチェーンの回復力を高めるための再編プロセスにおいて、スマートフォン産業の価格戦略や在庫管理、ポートフォリオ調整が避けられない見通しだ。
報告書は、2026年のグローバルスマートフォン出荷台数が前年比12.4%減少し、過去最大の年間減少幅を記録すると予想した。台数は11億台をわずかに下回り、2013年以来の最低水準に落ち込むとの見方だ。2025年に一桁台前半の成長で締めくくった流れが、わずか1年で逆転することになる。
地政学的な変数は、物流網に直撃弾となった。スマートフォンは高価格・短寿命という製品特性上、海上よりも航空輸送への依存度が高い。こうしたスマートフォンOEM(受託製造)メーカーにとって、中東の航空貨物回廊の不安定さは致命的であるという説明だ。
中東・アフリカ・ヨーロッパ・米国東部に向かう主要路線の多くが、中東の航空貨物回廊を通過する。現在、ドバイ国際空港とカタール・ハマド国際空港は、ヨーロッパ、アフリカ、米国東部に向かう貨物の核心ハブとしての役割を果たしている。紛争を避けて中央アジアや東アジアなどに路線を迂回することは可能だが、運用調整やコスト負担が増加する。報告書は「効率性中心のサプライチェーンが回復力中心へと転換される中で生じる避けられない代償だ」と指摘した。
迂回ルートの飛行で1回につき数万ドルの追加コスト
エネルギー市場の不安もサプライチェーンの圧迫を強める要素だ。イランのホルムズ海峡封鎖発表や湾岸地域のタンカーおよびドローン攻撃、サウジアラビアのサウジアラムコ・ラス・タヌラ製油施設の稼働中断報道などの影響で、国際原油価格は上昇を続けている。米国エネルギー情報局(EIA)によると、この海峡は全世界の石油供給の約20%が通過する要衝である。2日時点で原油価格は約6%急騰した。燃料費の上昇は直ちに航空運賃と保険料の値上げにつながる。

輸送費の負担は数値でも確認できる。長距離貨物機であるボーイング777Fの場合、巡航1時間あたり7~8トンの燃料を消費する。迂回ルートを選択して飛行時間が3時間増える場合、燃料費だけで約2万5000ドル(約3660万ウォン)が追加で発生する。ここに地上作業費、路線ごとの保険料、乗務員の人件費まで加われば、端末1台あたりに累積する物流コストは無視できないレベルになる。
新製品とは異なり、海上輸送を主に利用するリファービッシュ(再生)スマートフォン市場も例外ではない。部品は主に海上輸送に依存しているが、中東の積み替えハブへのアクセスが制限される場合、運営への支障は避けられない。サプライチェーン全般のボトルネックが新製品と中古市場を同時に圧迫する構造だ。
より大きな問題はメモリの需給難だ。カウンターポイントは、深刻な供給不足に起因するメモリ不足が2027年まで続くと予測した。LPDDR4などの汎用メモリの供給縮小と部品原価の上昇は、OEMメーカーの利益率の柔軟性を大きく制約していると評価されている。
市場の二極化も鮮明になる見通しだ。プレミアム製品群は比較的防衛力が高いが、新興市場や中低価格モデルの比率が高い中小メーカーほど打撃が大きいと分析される。報告書は、小規模メーカーが部品原価(BOM)の上昇や市場縮小、価格転嫁能力の不足といった圧迫に耐えきれず、構造調整を余儀なくされる可能性が高いと予想した。
カウンターポイントは「本格的な回復は、新規メモリ供給が稼働する2027年末より前には困難だろう」とし、「市場のファンダメンタルズと買い替えサイクルは、2030年代に入る前までは構造的に変化した状態が続くことになるだろう」と見通した。