[비즈한국] ソウル市内のあちこちに設置されたスマート図書館の利用率が低迷していることが分かった。コロナ禍において図書館へのアクセスを向上させるために導入されたものの、実際の利用には結びついておらず、活性化の必要性が指摘されている。

「スマート図書館ですか? どこにあるのかよく分かりません」
23日午後、ソウル中区の忠正路駅。出入り口付近を行き交う市民にスマート図書館の場所を尋ねると、ほとんどが首を横に振った。この日出会った市民15人のうち、場所を正確に知っている人はわずか2人にとどまった。彼らもまた、実際に利用した経験はないと答えた。
同駅に設置されたスマート図書館は、全499冊のうち411冊が貸し出し可能な状態だった。実際の利用率は約17%にとどまっている。流動人口が多い駅の真ん中に設置された施設であるにもかかわらず、実際に利用している姿を見つけるのは困難だった。
文化体育観光部は2020年、スマート図書館造成支援予算を10億ウォンに編成し、2021年には20億ウォンに拡大して設置を支援した。これに基づき、ソウル市内の25の自治体には約130カ所のスマート図書館が設置されており、そのうち地下鉄駅構内の施設は86カ所に達する。
しかし、一部の施設では1日の貸出件数が一桁にとどまるなど、活用度が低いことが明らかになった。各自治体のスマート図書館利用状況を見ると、23日基準で合井駅のスマート図書館の貸出率は34%、麻浦駅は23%、清潭駅は17%程度である。江南区庁駅に至っては9%と低い利用率を示した。
住民センターに設置されたスマート図書館の利用率はさらに低かった。江南区論峴1洞のスマート図書館は405冊のうち23冊のみが貸し出されており、約5.7%に留まった。このように、一部の施設ではほとんどの図書が貸し出されないまま残っている状況だ。
ただし、貸出率は全保有図書のうち貸出中の本の割合を基準に集計されるという点も考慮する必要がある。スマート図書館は一度貸し出すと最大14日間は返却しなくてもよいため、実際の1日あたりの利用量は全体の貸出数に比べて少ない可能性がある。一部の図書館では長期間返却されていない本も確認された。

ソウル九老区に住む女性Aさん(24)は「スマート図書館があることは知っているが、利用したことはない。必要な時に欲しい本をすぐに見つけるのが難しく、図書が適時補充されないこともあるので不便だ」とし、「京畿道に住んでいた頃は図書リストが定期的に入れ替わっていたが、ソウルはそうなのかよく分からない」と付け加えた。
ソウル恩平区に住むBさん(23)も同様に「地下鉄はよく利用するが、スマート図書館は一度も使ったことがない。種類が多くなく、読みたい本があるか分からないので、それなら図書館に行く」と語った。
このように、スマート図書館は図書館への訪問が困難な市民のために導入されたものの、認知度の低さや制限的な図書のラインナップ、設置場所の問題などが複合的に作用し、実際の利用には結びついていないことが分かった。当初の目的である「アクセシビリティの拡大」という政策的意図とは裏腹に、利用者が実感する利便性は低い水準に留まっているとの評価だ。
これに対し、かなりの数の自治体は利用状況の低さがネガティブに解釈される可能性を懸念する雰囲気だった。関係者の大半が利用率に関する資料の提供に難色を示し、運営実態を巡る情報公開に消極的な姿勢を見せた。
ソウル市のある自治体関係者は「利用率が低い方なので、まだ運営初期段階だと捉えている」とし、「年間の平均貸出量や1日の利用者数を公開するのは難しい状況だ」と説明した。別の自治体関係者も「今は選挙シーズンであり、利用率に関する資料を提供するとネガティブに報じられる懸念があるため、提供は難しい」と明かした。

専門家らは、スマート図書館の利用率が低迷している原因として、場当たり的な広報に留まった運営方式を挙げている。設置当初には案内があったものの、その後、継続的な広報と管理が伴わず、市民の認知度獲得に失敗したとの批判だ。
「本を読む社会文化財団」側は「スマート図書館は設置後に継続的な広報が行われないため、市民が場所そのものを知らないケースが多い」とし、「生活圏内の図書サービスとして認識されるよう、常時的な案内と広報が必要だ」と述べた。
続いて「現在のようにベストセラーを中心に制限された図書を配架する方式では、利用者の選択肢が狭まるのは避けられない」とし、「利用者が読みたい本を事前に申請し、近くのスマート図書館で受け取る予約ベースの貸出方式に転換する必要がある」と強調した。その上で「地下鉄駅のように流動人口が多い空間よりも、公園や文化施設、病院のように一定時間滞在する場所の方が、実際の利用につながる可能性が高い」と付け加えた。