[비즈한국] ポスコ(POSCO)が、浦項(ポハン)および光陽(クァンヤン)製鉄所の生産現場で操業を支援する協力会社の従業員約7000名を直接雇用するロードマップを8日に発表した。ポスコは、元請け・下請け構造の構造的な問題を解消し、安全管理体制を強化するための措置であると説明した。

ポスコによると、直接雇用の対象は製鉄工程と直接関連のある支援業務を行う協力会社の現場スタッフである。ポスコは今後、両製鉄所で勤務する操業支援協力会社の従業員のうち、入社を希望する人員を対象に採用手続きを進める計画だ。同社は、製鉄工程の特性上、大規模な設備が24時間稼働し、作業間の職務上の格差が大きいため、直営と協力会社が混在して勤務する構造が続いてきたと明らかにした。
ポスコは今回の措置を、「危険の外注化」根絶に向けた安全管理革新の一環として提示した。昨年8月に発表した「多段階下請け構造を含む下請け問題の根本的な改善」方針を実行に移した事例だという説明も付け加えた。ポスコの関係者は「協力会社従業員の直接雇用を通じて、産業現場の安全体制を革新し、共生の労使モデルを基盤に未来の鉄鋼競争力を強化していく」と述べた。
今回の決定は、2011年から続いている労働者地位確認訴訟とも関連がある。ポスコは今回の措置により、15年近くに及ぶ関連訴訟をひとまず収束させる考えだ。ポスコの社内下請け労働者が提起した最初の訴訟は、2022年7月に大法院(最高裁)で労働者側の勝訴が確定し、製鉄業界で初めて違法派遣が認められる事例となった。その後、提起された後続の訴訟でも労働者側の勝訴が続いている。
ポスコによる今回の直接雇用方針は、3月10日に施行された改正労働組合法、いわゆる「黄色い封筒法」施行後の労使環境の変化とも無縁ではない。改正法の施行により、元請け企業が下請け組合などの労働条件を実質的かつ具体的に支配・決定できると判断された場合、交渉義務が課される。法施行初日だけで下請け労組407カ所が元請け221社を相手に交渉を要求するほど、現場の波紋は急速に広がった。
こうした中、慶北地方労働委員会は8日、民主労総ポスコ下請け支会が提起した交渉単位分離案件について、第2回審問会議を開き、判決を下す予定である。この事件は、公共部門を除けば民間元請け企業の使用者性(使用者としての責任)と交渉構造を推し量る最初の事例として注目されている。3日に予定されていた判断は、当事者間の意見の相違が激しいという理由で一度延期された。
ポスコの直接雇用ロードマップは、単なる人材運用の方針変更を超え、元請け・下請け構造の再編と労使関係の再設定という二つの課題を同時に抱えている。実際の採用転換の範囲とスピード、転換後の待遇体系、労働委員会の判断結果に応じて、今回の措置の意味もより具体化されるものとみられる。