[비즈한국] 「ペットの犬が天国へ旅立ったのですが、白内障で目が見えなかったので、無事に虹の橋を渡れているか心配です。」続く絵では、ペットがエスカレーターになった虹の橋を渡りながら、飼い主に向かって満面の笑みで手を振っている。「そんなに心配しないで。世の中も進歩したんだよ。目も治してくれるってさ。」
人々のエピソードに感動とユーモアを加えて描き出すイラストレーター、キーックニの特別展『描いた、そんな関係(グレットゴ・クロン・サイ)』が25日、ソウル中区乙支路の東大門デザインプラザ(DDP)で幕を開ける。開幕を翌日に控えた24日午前、記者懇談会が開かれた。

キーックニ作家は「何でも描きます」というコーナーでSNSから大きな反響を得た。フォロワーのエピソードを描きながら自身も作家生活の困難を乗り越え、現在は121万人に達するフォロワーを持つ。
DDP地下2階の展示1館、400坪に及ぶ展示場内は、絵画や映像はもちろん、ミニチュアサイズから等身大、あるいはそれよりも遥かに巨大な各種制作物で溢れていた。文字通り、キーックニのイラストの中の世界が展示場にそのまま具現化されていた。
展示はコンテンツの内容と性格に合わせて12のセクションで構成された。最初のセクションは、作家紹介のような「オール・アバウト・キーックニ」。幼少期から学生時代、挿絵画家を経てプロのイラストレーターに成長するまでのエピソードが繰り広げられた。その隣には巨大なキーックニ像が観客を迎えていた。ロダンの「考える人」のように片手で顎を支えて目を閉じている姿だ。おそらく誰かの悩みをどう描こうかと思案しているのだろう。


アーチを通過すると、彼が大衆と交わした無数の言葉が吹き出しの中に詰め込まれた「描いた、そんな関係たち」が続く。その間には巨大なキーックニがスマートフォンで人々のコメントを見ながら満足げに笑っている。
「家族とは何でも」セクションでは、実際の家の内部と町を丸ごと作り上げたかのような空間が広がっていた。最も近しいけれど最も伝えにくい存在、家族。キーックニが描くエピソードには家族に関する話が多い。作家自身も私たちと同じように、家族に素直に表現できないからだろうか。普段言えなかった気持ちが、キーックニの展示を一緒に見る間に代わりに伝わるかもしれない。
前述の虹の橋を渡るペットの犬のエピソードは、今回の展示で「虹のエスカレーター」として、より精巧で美しく再誕生した。続く「ペットになりました」と「私たちが共に過ごした時間」も、もう一つの家族であるペットと共に過ごした喜びと切ない瞬間を捉えている。

家だけでなく、オフィスもリアルに再現した。巨大な人々が青ざめた顔でコーヒーを「輸血」しながら机の前に座っている。壁には「家に帰りたい」、「退勤したい」、「寝たい」という言葉が溢れている。韓国の会社員の現実を代弁する、笑えて泣ける作品だ。
キーックニの作品には家族、友人、同僚、時には全くの見知らぬ他人と交流する瞬間が込められている。生活に疲れたある日、誰かがかける一言や配慮ある行動一つに心がほぐれ、「まだ生きていくのも悪くないな」と思える瞬間。そんな温かさが込められているからこそ、キーックニの作品を追いかけていると、自分でも気づかないうちに口元に笑みがこぼれる。時には鼻の奥がツンとすることもある。


普段は自分を描いた被り物を被って大衆の前に現れるキーックニ作家だが、この日の記者懇談会には眼鏡とマスクだけを着けた「素朴な」姿で登場した。作家は「オンラインで7〜8年間、人々と交流し、泣いたり笑ったりするのを見てきたが、そのような姿をオフラインで直接見たくて展示会を開くことになった」とし、「一生懸命に、恥ずかしくないように準備した。この展示が、これからも真心を込めて描き続ける原動力になれば幸いだ」と語った。
展示を企画したG&Cメディアのホン・ソンイル代表は、「今回の展示には既存の約2倍の施設投資を行った。また、韓国人にしか分からない言葉遊びもすべて英語に翻訳した」とし、キーックニの展示を海外へ輸出するという抱負を明かした。

『キーックニ特別展:描いた、そんな関係』は、ソウル中区乙支路の東大門デザインプラザ(DDP)ミュージアム展示1館にて、4月25日土曜日から9月6日日曜日まで開催される。休館日なしで毎日午前10時から午後8時まで観覧できる。シンプルな絵と言葉を多様な媒体に詰め込んでおり、老若男女誰でも気軽に楽しめる。特に家族と一緒なら、より意味深い時間になるだろう。