[비즈한국] ハンファエアロが独自に次世代高高度多目的無人機を設計中である。この設計が実際の開発につながれば、ハンファエアロは同社設立以来初めて、独自のIP(知的財産権)を保有する航空兵器システムを持つこととなり、韓国航空宇宙047810産業や大韓航空003490に続き、国内で3番目にジェットエンジン搭載無人機を製造することになる。

去る5月9日に釜山で開催された航空宇宙システム工学会にて、ハンファエアロスペースは「次世代高高度多目的無人機コンセプト設計研究」という名称で自社研究中の無人航空機設計を公開した。発表内容によると、現在、国内技術では中高度無人機が量産を開始しており、高高度無人機の場合は米国から輸入したRQ-4グローバルホーク(Global Hawk)を運用中だが、維持費用が過大で大韓民国空軍の機体の中で整備費用が最も高い実情にある。また、戦闘用無人航空機として中高度無人機の派生型や無人編隊機など多くの代案があるが、長時間滞空しながら多目的任務を遂行する機体に対する新たな需要があるという判断から、新型無人機のコンセプト設計(Concept Design)を行った。
ハンファが打ち出した「多目的無人機」の核心は、長期間の滞空が可能でありながら、複数の任務を遂行できるマルチロール無人機である。ほとんどの数値はまだ初期段階であるため変更の余地があるが、現時点では最大高度4万5000フィート、最高速度マッハ0.6、18時間以上の長距離滞空が可能で、1トン以上の搭載物を装備することを目標としている。
このため、ハンファエアロは既存の無人機と似ていながらも独自のデザインを採用した。米ジェネラル・アトミクス(General Atomics)社の「アベンジャー(Avenger)」に似た高いアスペクト比(High AR)を持つ主翼とV字型一体式尾翼を組み合わせ、主翼の付け根部分を厚くすることで、長時間飛行、高高度飛行、ステルス性能を同時に満たすよう設計した。特に胴体中央と主翼の付け根部分に4トン以上の燃料を搭載し、長距離滞空任務に適した特性を意図した。
ハンファエアロは、単一目的の無人機に対する需要不足を考慮し、次世代高高度無人機に多目的任務を付与することを目指している。一般的な偵察(ISR/ELINT/COMINT)任務に投入される場合、グローバルホークと同等以上の監視偵察能力、すなわち映像や信号情報を収集できる装備を搭載しながら長時間滞空が可能で、複数の誘導爆弾や小型ミサイルを搭載して長距離隠密侵入攻撃機としても活用できる。さらに、戦術レーザー兵器を搭載した対ドローン(C-UAS)バージョンや空中給油機能の開発も進めている。
このため、もしハンファエアロの多目的無人機が実用化されれば、空軍の作戦運用能力が飛躍的に向上することはもちろん、輸出市場で競争力を持つ新たな無人プラットフォームとして位置づけられると予想される。現在、グローバルホークの場合、最近のイランでの紛争でも同系列の機体(MQ-4C)が無人機として撃墜されるなど、生存性の問題から早期退役が予定されている一方、多目的高高度無人機の場合は低被探知性能(ステルス性)を備えて安全に偵察任務を遂行できるからである。
打撃任務の面でも注目に値する。ハンファエアロの高高度多目的無人機は、近年注目されている共同編隊機(CCA)と武装搭載量は似ているが、滞空時間が長い。これはCCA無人機よりも少ない機数で24時間作戦地域での任務遂行が可能であり、CCA無人戦闘機が航続距離の問題で行けない敵陣の深部まで侵入できる能力を備えることになることを意味する。
また注目すべき点は、この高高度多目的無人機に、ハンファエアロスペースが開発中の「HAF4500」エンジンの搭載を推進していることである。このエンジンは、ハンファエアロが開発中の次世代無人編隊機用エンジンで、既存の無人機用ジェットエンジンよりも電力生産量が数倍も高い100kW級の電力生産が可能な未来型エンジンである。このエンジンのおかげで、高高度多目的無人機にレーザー砲を装備すれば、一般的な戦闘機級以上の数十kW級高出力戦術レーザーを搭載し、敵ドローンの迎撃任務に就くことができるため、未来戦のゲームチェンジャーとなる可能性は十分にある。
ハンファエアロスペースの次世代高高度多目的無人機は現在コンセプト設計段階であり、本格的な開発を行うためには企業自身の追加研究はもちろん、軍の需要把握、輸出候補国の調査などが必要であることは事実だ。しかし、ハンファエアロスペースが政府機関と共に国産エンジンの開発に乗り出すだけでなく、今や自社開発した次世代エンジンの性能を極大化できるプラットフォーム制作にも関心を持っていることは非常に心強いことである。
特に、競合他社が戦闘機形状の無人編隊機開発だけに注力している状況から一歩踏み出し、無人編隊機の長所と高高度無人機の長所を混ぜ合わせた新たなコンセプトを提示したという点で、ハンファエアロスペースの無人機事業が将来、会社の新たな成長動力となる可能性を示したことは非常に注目に値する。