[비즈한국] ホームプラスがエクスプレス事業部に続き、大型スーパー・オンラインモールなど残りの事業部門の売却に乗り出した。ホームプラス側は、買収すれば即座に業界3位の事業者になれる点を強調している。しかし市場では、オンライン競争力の低下や大型スーパー業界の不振が続いていることから、売却の成立は容易ではないとの見方が出ている。

「買収すれば業界3位」というセールスポイントは通用するか
ホームプラスはエクスプレス事業部の売却に続き、本社と大型スーパー、オンラインモールも売却に踏み切る。ホームプラスは25日、ホームプラス・エクスプレスを除く残存事業部門に対する認可前M&A手続きに本格着手すると発表した。売却主幹事である三一会計法人を通じて、潜在的な買収希望者にティーザーレターを送付し、売却作業に入ったとされる。
今回の売却が昨年推進されたストーキングホース方式ではなく、公開入札方式で行われる点に注目が集まっている。ストーキングホースは、事前に有力な買収候補と条件付き契約を締結した後に競合入札を行う方式である。一方、公開入札は特定の候補を決めず、市場全体を対象に買収希望者を募る構造だ。
業界では、ホームプラスが再生計画案の可決期限を控えて時間的な圧迫が強まっているため、特定の候補と長期間条件を調整するストーキングホース方式より、市場の買収意向を迅速に確認できる公開入札方式を選んだと見ている。ホームプラスの再生計画案の可決期限は7月3日で、残された時間は約1カ月に過ぎない。
ホームプラスは、全国規模の店舗網とオンライン事業インフラを核となる強みとして掲げている。同社は「大型スーパーを保有していない企業が買収すれば、すぐに国内大型スーパー業界3位の事業者になれる」とし、買収の魅力を強調している。
しかし、市場の評価は慎重だ。大型スーパー業界の景気減速やEコマースの競争激化などにより、実際のホームプラス残存事業に対する買収の魅力は薄いという見方が少なくない。南ソウル大学流通マーケティング学科のイ・ジョンウ教授は「11番街も長期間売却を推進したが、買収先を見つけることに失敗した。ホームプラスのオンラインモールもまた、独自の競争力が明確ではない状況」とし、「大型スーパー事業も潜在顧客の相当部分を失っており、短期間で正常軌道に乗せるのは容易ではないと見られる」と述べた。
一部では、中核店舗資産の個別価値に注目すべきだという意見も出ている。大型スーパー事業の不振は続いているが、首都圏の主要店舗については不動産資産として十分に注目される可能性があるとの説明だ。淑明女子大学経営学部のソ・ヨング教授は「ホームプラスが首都圏の中核店舗を中心に分離売却を進める場合、営業価値よりは不動産価値に注目した買い手が興味を示す可能性がある」と指摘した。

メリッツの追加支援がカギ
ホームプラスは先立って、中核資産とされていたエクスプレス事業部を、ハリムグループ傘下のNSホームショッピングに売却して流動性の確保に動いた。NSホームショッピングは7日、ホームプラスと営業譲渡契約を締結した。買収予定日は6月22日で、同日に売却代金も支払われる予定である。
市場では、今回の売却だけではホームプラスの資金難を解消するには力不足だという評価が出ている。エクスプレスの売却額は1206億ウォン程度とされており、業界内外で噂されていた市場の期待値には届いていないとの分析だ。
ホームプラスは10日、全国37店舗の営業を暫定中断し、事実上の崖っぷちの踏ん張りに突入した。売上貢献度が低い店舗の運営を中断し、残った店舗に商品供給などを集中させて売上回復を目指す戦略だ。
しかし、店舗効率化作業の後も残った店舗の状況は大きく改善していない様子だ。28日に訪れたホームプラスのある店舗では、依然として商品供給に支障が出ている姿が見られた。ほとんどの棚がホームプラスのPB商品で埋め尽くされており、冷蔵・加工食品コーナーは販売する商品がないため、生活用品などで代用して陳列されていた。店舗スタッフは「商品の供給がまだ正常化していない」とし、「入荷がいつ頃スムーズになるのかも分からない状況だ」と語った。

マート労組ホームプラス支部は28日に記者会見を開き、「2カ月間まともに給料をもらっておらず、店舗からは商品が次第に消えている。このままでは数十万人の労働者の生活も小商工人の生活も崩れ、地域経済も共に崩壊するだろう」とし、「これ以上ホームプラスを放置せず、政府が決断を下さなければならない。UAMCO(連合資産管理)による管理人選定と公的資金投入を通じて正常化対策を講じてほしい」と訴えた。
業界では、ホームプラスの自力での流動性確保が限界に達しているだけに、メリッツの支援がホームプラスの運命を左右することになるとの展望が出ている。ホームプラスによると、メリッツは最近、約1000億ウォン規模のブリッジローン(2〜3カ月の超短期運営資金貸付)支援の可能性を検討できるという立場を伝えた。ただし、エクスプレスの売却代金が入金されたら即座に早期返済する条件と、従来のDIPローンと同水準の金利、大株主および経営陣の連帯保証などが条件として提示されたとされる。
争点は連帯保証の範囲だ。メリッツは背任論争を避けるためにMBKのキム・ビョンジュ会長の履行保証を求めている一方、ホームプラス側はMBKのキム・グァンイル副会長兼ホームプラス共同代表の連帯保証のみ受け入れ可能という立場だ。ホームプラス側は「今回の貸付の利益は、ホームプラスの最大債権者であるメリッツ金融にも戻る」とし、「破産ではなく正常化による債権回収に同意するメリッツとしては、ホームプラス正常化のために必要な支援を行うことは背任にはならないと考える」と明らかにした。