[비즈한국] MBKパートナーズがNEPAを買収して13年、経営から手を引く。MBK傘下に入って以降、NEPAは売上高が40%近く減少し、営業赤字に転落するなど、業績と財務構造が大幅に悪化していた。新たなオーナーとなるK2コリアグループも、近年は成長が鈍化傾向にあるため、NEPAの財務負担を軽減し、業績を反転させることができるか注目される。

昨年赤字転換、業績・財務ともに悪化
K2コリアグループがNEPAの買収を推進する。NEPAは取締役会を開催し、株主割当による第三者割当増資の議案を議論する予定だと明らかにした。従来の最大株主であるMBKパートナーズは、今回の増資に参加しない計画だ。
MBKに割り当てられる予定の新株分をK2グループが引き受ける方針で進められている。増資が計画通り完了すれば、K2グループがNEPAの最大株主となる。その後、MBKが保有する既存の持分もK2グループに譲渡される手続きが行われる予定だ。取引が完了すれば、MBKはNEPAを買収してから13年で経営から完全に手を引くことになる。
MBKは2013年に9970億ウォンを投じてNEPAの持分100%を取得した。国内プライベート・エクイティ・ファンド(PEF)によるアウトドア企業買収の初の事例として、市場の関心も高かった。当時、NEPAは売上高ベースで国内アウトドア市場5位のブランドとして急速な成長を続けていた。2012年の売上高は4000億ウォンで前年比60%増加し、MBKによる買収が完了した2013年には4700億ウォンまで拡大した。
しかし、その後アウトドア市場の成長が鈍化するにつれ、NEPAの業績も下降線を描き始めた。2020年には売上高が2803億ウォンまで落ち込み、その後3000億ウォン台を回復したものの、2024年には2973億ウォンを記録し、再び3000億ウォンを下回った。昨年の売上高は2887億ウォンで、2013年と比較すると38.6%減少した水準だ。2013年に1182億ウォンだった営業利益も、昨年は22億ウォンの営業損失となり赤字に転換した。

財務構造も悪化した。2013年に4529億ウォンだった自己資本は昨年593億ウォンへと87%減少し、一方で負債は同期間に1544億ウォンから3397億ウォンへと2倍以上に増えた。この過程で借入金の負担も急激に拡大した。2013年末には存在しなかった借入金が、昨年末には個別基準で2217億ウォンまで膨れ上がった。
借入金の増加は、利息負担の拡大につながった。昨年NEPAが営業活動を通じて創出したキャッシュは157億ウォンだったが、同期間の利息支払額は203億ウォンに達した。本業で稼いだ現金を利息が上回る「逆転現象」が起きている。
そのため、NEPAは新株主体制下で借入金の負担を優先的に減らす方針だ。今回の増資で確保した資金を借入金の返済に充てることで利息負担を下げ、それを基盤に商品開発やブランドへの投資余力を確保する計画である。
NEPA側は「近年の損益には、金融費用やのれん代の減損など、非営業的な要因が影響を及ぼしていると認識している」とし、「今回の増資を通じて借入金と金融費用の負担を解消し、事実上無借金に準ずる財務構造を構築する」と明かした。続けて「財務の健全性を確保した後、NEPAの商品・流通・マーケティングの競争力を強化し、安定的な成長基盤を整えることに注力する計画」と付け加えた。

アイダーに続きNEPAも…相乗効果か、共食いか
業界では、K2グループが既存のアウトドア事業とのシナジー拡大を目指してNEPA買収に乗り出したと見ている。K2グループはK2をはじめ、アイダー、ダイナフィット、ノルディスクなど様々なアウトドア・スポーツブランドを運営している。NEPAを傘下に加えれば、アウトドアブランドのポートフォリオが一層広がることになる。
K2グループがすでに構築している事業インフラをNEPAに活用できる点も、買収のシナジーとして挙げられる。原材料の調達や生産、物流、流通網を一元化することで、重複コストを削減し効率性を高められるためだ。K2グループも買収後、グループの製造・ソーシング・流通網をNEPAと共有し、商品企画やデザイン、マーケティング、既存店舗への投資を拡大する計画だ。
ただし、K2グループ自体も近年は業績の成長が鈍化している点は注視が必要だ。K2コリアの連結ベース売上高は昨年3674億ウォンで前年より1.9%減少し、営業利益も同期間に545億ウォンから489億ウォンに減少した。K2グループは、本業の成長回復とNEPAの正常化という2つの課題を同時に解決しなければならない状況にある。
NEPA側は「K2コリアグループの財務力などを総合的に考慮し、安定的に買収と投資が進められていると理解している」とし、「NEPAの立場としては、K2コリアグループが蓄積したアウトドア事業の専門性と商品・流通能力が結びつくことで、NEPAのブランド資産と競争力を一層強化し、安定的な収益構造を築けるものと期待している」と述べた。
K2グループ内で同じアウトドア市場をターゲットにするラインナップが増えるため、ブランドの重複を懸念する声もある。K2グループはすでにK2とアイダーを運営中であり、ここにNEPAが加われば、顧客層や商品群が重なる可能性が高まるからだ。
NEPAは、K2グループにはアイダーを買収した経験があるため、各ブランドを独立して運営できるという立場だ。K2グループは2009年にアイダーの国内商標権を取得した後、K2とは別のブランドとして成長させてきた。NEPA関係者は「アイダー買収当時もブランドの重複に対する懸念はあったが、各ブランドの固有のアイデンティティと顧客層を維持しながら独立して成長させた経験がある」とし、「各ブランドの強みを活かし、グループ全体としての事業能力を活用してシナジーを高めることに重点を置く計画だ」と述べた。