[비즈한국] ソウル初の水上交通手段である「漢江(ハンガン)バス」の製造元の一つであるカドク重工業が、最近、漢江バスの運営会社を相手取り、船舶建造禁止の仮処分を申請したことがBizHankookの取材により確認された。これに先立ち、漢江バスの運営会社はカドク重工業の建造能力に問題があると判断し、漢江バスの船舶4隻の建造業者をカドク重工業からSJ重工業に変更していた。一方、先月正式に運航を開始した漢江バスは、性能安定化を理由にわずか11日で旅客運航を中断した。

BizHankookの取材によると、カドク重工業は8月28日、株式会社漢江バスを相手取り船舶建造禁止の仮処分を申し立てた。現在建造中の漢江バスのハイブリッド推進船4隻(5~8号船)の建造を中止せよという趣旨だ。仮処分請求額は161億8872万ウォン。株式会社漢江バスは6月、カドク重工業の船舶建造能力に問題があるとして、船舶4隻の建造業者をカドク重工業からSJ重工業に変更した。今回の仮処分審問期日は今月13日に予定されている。
株式会社漢江バスの関係者は「カドク重工業が建造中止を求めている4隻は、8月に建造業者をSJ重工業に変更する契約を正常に締結済みである」とし、「仮処分を申し立てた業者は既存の協力会社継承などを問題視しているようだが、関連する問題は今のところ確認されていない。仮処分に関連して、船舶の建造遅延や中断といった事態は発生していない」と説明した。BizHankookは今回の仮処分に関するコメントを得るため、カドク重工業の事務所や社内取締役らにも連絡を試みたが、回答は得られなかった。
漢江バスはソウル初の水上交通手段である。ソウル市が通勤時間帯の深刻な道路渋滞や公共交通機関の混雑問題を補完するため、先月初めて導入した。漢江の7つの船着き場(麻谷-望遠-汝矣島-狎鴎亭-玉水-トゥクソム-蚕室)、計28.9kmの区間を往復する199人乗りの旅客船を運航する。漢江バスの運営は、ソウル住宅都市公社(SH)とイーランドグループ傘下のイークルーズが合弁で設立した「株式会社漢江バス」が担っている。両社の出資比率はそれぞれ51%、49%である。
漢江バスは専用船舶12隻を建造して運営する計画だ。ハイブリッド推進船8隻(1~8号船)と電気推進船4隻(9~12号船)からなる。ソウル市によると、株式会社漢江バスは現在までに、ウンソン重工業に6隻(1~2号船および9~12号船)、カドク重工業に2隻(3~4号船)、SJ重工業に4隻(5~8号船)と、3社に船舶建造を委託している。ウンソン重工業とカドク重工業が担当した8隻は現在進水して漢江バス側に引き渡されており、SJ重工業の4隻は現在建造中で、11月と12月に2隻ずつ引き渡される予定である。

漢江バスは先月18日に旅客運航を開始した。フランス・パリのセーヌ川、英国・ロンドンのテムズ川の水上バスと肩を並べる、ソウルの初水上公共交通機関という銘を掲げて出航した。その後、午前11時から1時間~1時間30分間隔で1日14回運航していた。秋夕(チュソク)連休明けの今月10日からは、平日午前7時、週末午前9時30分に出発し、通勤時間帯の急行路線(15分間隔)を含め、往復30回(平日基準)に増便運航する予定だった。
しかし、旅客運航は11日目にして性能安定化を理由に中断された。漢江バスは旅客運航開始後の先月22日、船舶の電気系統の問題で運航を一度中断した。同月26日には船舶の舵(ラダー)の異常により運航中に回航した。休日の同月26日には、出航準備の過程で整備が必要な箇所が見つかり、4隻のうち2隻のみが運航された。ソウル市は28日、漢江バスの乗客搭乗を29日から中断し、約1か月間、性能向上と安定化のための乗客を乗せない試験運航に切り替えると発表した。
呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は先月29日、ソウル市の住宅供給対策ブリーフィングの席で、「漢江バスに関する立場を明らかにせざるを得ない」とし、「搭乗を計画し、運航を期待していたソウル市民の皆様には誠に申し訳ない」と述べた。呉市長はこの席で「10日ほどの運航を通じて機械的・電気的欠陥が数回発生し、市民の間に多少の不安が生じたのも事実」とし、「この機会に1か月ほどかけて十分に安定化させるのが望ましいという結論に至った」と語った。