【Biz Hankook】KGグループの郭載善(クァク・ジェソン)会長の長男である郭正賢(クァク・ジョンヒョン)KGグループ社長が、系列会社2社の社内取締役から辞任したことが確認された。郭社長は今年3月、KGエコソリューション060900とKGイニシス035600の社内取締役を辞任した。本来の任期は2026年3月までだった。また、KGモビリオンズ046440の取締役も任期満了に伴い退任した。過度な兼務に対する指摘を意識したものとみられる。

郭社長は、KGエコソリューションとKGイニシス以外にも、KGケミカル001390、KGスチール016380、KGゼロインなどで社内取締役を務めている。国民年金は2024年3月のKGスチール株主総会において、郭社長が過度に兼務していることを理由に、同氏の社内取締役選任に反対した。
郭社長が辞任したKGエコソリューションは、KGグループの核心系列会社と評価されている。同社はバイオエネルギー事業を営むと同時に、KGグループの持株会社としての役割も果たしている。昨年の連結ベースで売上高7兆2849億ウォン、営業利益2265億ウォンを記録した。
KGイニシスは電子決済代行(PG)会社だ。昨年は売上高1兆3543億ウォン、営業利益610億ウォンを計上した。KGエコソリューションほどではないにせよ、かなりの実績を上げている系列会社である。
郭社長は今後、KGケミカルやKGスチールなどの経営に集中するものとみられる。中でもKGケミカルに注目が集まっている。郭社長が現在、同社の代表取締役を務めているためだ。KGケミカルの成長は停滞している。売上高は2023年の8兆9331億ウォンから2024年には8兆8631億ウォンへと0.78%減少し、同期間の営業利益は4426億ウォンから3188億ウォンへと27.97%減少した。KGケミカルの業績改善の成否が、郭社長の経営能力を評価する尺度となる可能性がある。
KGグループの関係者は「郭正賢社長は今年3月末時点で、KGケミカル、KGスチール、KGゼロインの3社の登記役員を務めている」とし、「透明性の向上とともに、集中度の高い経営姿勢を見せている」と伝えた。