[비즈한국] 保証金未返還事態が発生したソウル市の社会住宅入居者が、国土交通部から全勢(チョンセ)詐欺の被害者として認定される初の事例が出た。Bizhankookの取材によると、ソウル市の社会住宅で保証金の返還を受けられなかったある入居者が、今年4月、全勢詐欺特別法に基づいて全勢詐欺の被害者として認定されていた事実が確認された。ソウル市の社会住宅で初の全勢詐欺被害者認定事例が出たことになるが、ソウル市はこれを把握していながら黙認し、被害救済を先延ばしにしていたのではないかという疑惑が浮上している。

城北区長位洞にあるソウル市社会住宅では、昨年、保証金の未返還事態が発生した。この中で保証金約5000万ウォンを返還されなかったある入居者が、今年4月、国土交通部から全勢詐欺の被害者として決定された。ソウル市の社会住宅において、初めて「全勢詐欺被害者」として認定された事例となった。
全勢詐欺特別法に基づき全勢詐欺被害者と認定されると、信用回復、金融支援、緊急福祉支援などを受けることができる。単に保証金が返還されなかったからといって、全勢詐欺の被害者として認められるわけではない。特別法に基づく全勢詐欺被害者となるには、△確定日付を取得していること、△賃貸借保証金が5億ウォン以下であること、△複数の賃借人が保証金を返還されなかった、あるいは被害発生が予想されること、△賃貸人に保証金返還義務を履行する意図がなかったと疑うに足りる相当な理由があること、という4つの要件を満たす必要がある。
全勢詐欺被害者と決定されたソウル市社会住宅の入居者は、これら4つの要件をすべて満たしていた。国土交通部は、当該ソウル市社会住宅の運営業者が意図的に賃貸保証金を返還しなかったと判断した。

全勢詐欺被害として認められるのが難しい最大の理由は、賃貸人が保証金を返還しないために賃借人を騙す「意図」があったことを立証するのが容易ではないからだ。このため、全勢詐欺の被害者であるにもかかわらず支援対象から除外されたり、全勢詐欺ではなく単なる「保証金未返還」と呼称されたりするケースもあった。
ソウル市もこれまで、ソウル市社会住宅で発生した事態を「保証金未返還被害」と呼称してきた。また、国土交通部がソウル市社会住宅の入居者を全勢詐欺被害者と決定した4月当時も、ソウル市は保証金返還の責任はないという立場を維持していた。その後、社会住宅入居者たちの不安が広がったことを受け、今年8月になってようやくソウル住宅都市公社(SH)が自ら当該全勢詐欺社会住宅を買い取ると発表した。
しかし、Bizhankookの取材の結果、ソウル市は国土交通部の決定が出た事実をすでに把握していたことがわかった。ソウル市の関係者は9日、Bizhankookの問い合わせに対し「被害者お一人が認定を受けた事実は把握している」と明らかにした。
ソウル市社会住宅の全勢詐欺被害者として認定されたA氏は、「全勢詐欺被害者の決定が出たとしても、住宅の供給まで時間がかかるため、直ちに生活が回復するわけではない。また、返還されていない保証金は依然として賃借人が負担しなければならない。全勢詐欺被害者と認定された後もソウル市の立場に変化はなかった。未だに何一つ解決されていない。ソウル市の拙速な行政によって被害が拡大している状況だ」と吐露した。